ギリシャへの旅 Part1


私と夫のエドは、10月4日から13日までギリシャに旅行した。

Day1 : NY JFK空港を朝8時に発つ。ブリティッシュ・エアウェイズ。ロンドン着夜7時40分。9時40分にアテネに向かう。

Day2: サントリー
アテネ着午前3時10分。エーゲ航空アテネサントリーニ行き午前5時30分。サントリーニ着6時15分。朝5時というのに、スチュワーデス全員がばっちりフルメイクで、生きているギリシャ彫刻のよう。ラスベガスから来た話好きの後ろの席の若い女の子が、アテネは安全だったと話してくれ、安心する。

サントリーニはとても風が強く寒かった。エドは、空港で警備のお兄ちゃんに呼び止められて、撮ったばかりの写真を削除するよう命じられた。今時珍しい、飛行機からタラップを降りる式だったので写真を撮ったのだが、違う国に来たのだなあといきなり思い知らされた。ギリシャは1967年から74年まで軍事独裁政権で、現在も経済規模の割に軍備に力を入れてる国だ。

宿泊するカヴァラリホテルに予約した車(二人で22ユーロ!)が空港に迎えに来たが、ホテルの近くで降ろされる。朝6時半だったが、ホテルの受付は8時に開く。そのことをホテルから知らされていたにもかかわらず、英語のほとんどわからない運転手は、「オープン、オープン」と言い張って去ってしまった。ホテルが空くまで時間をつぶせるカフェに降ろしてもらうはずだったのに。エドに荷物を見ていてもらって、朝ごはんと暖をとれる場所を探しに行く。全くの勘を頼りに数分歩いて、小さなカフェというか、朝ごはん用パイのケースに小さなテーブルが一つあるだけの店を一軒だけ見つける。他の店は全部閉まっていた。

チーズパイとギリシャコーヒーは美味しかった。カフェの主人は親切で、英語のボギャブラリーは非常に限られていたが、私たちが何も言わなくても、奥さん(?)が座っていた椅子に座らせてくれ、風が入らないようドアを閉め、エドWi-fi アクセスコードを教えてくれた。初めての猫との出会い、でも猫は走り去ってしまった。

ホテルに荷物を置いて、アクロティリ遺跡へ。LAの近代美術館のようで感心せず。

レッドビーチ。珍しい眺めではあるが、写真のほうが良い。中国の祝日と重なっていて、中国人新婚旅行客が沢山いた。感じのいいカップルがいないわけではないが、集団になると、「写真撮るからどいて」と言ってきて憤慨。犬猫と遭遇。

昼頃、ついにチェックイン。ギリシャ料理のタパス屋「Ouzerie」で昼食。イワシのグリル。ミートボール、ナスとズッキーニのグリル。美味しかったけどベストではない味。

ホテルのテラスから絶景と陽光を楽しむ。ビキニに着替えてテラスで昼寝。その後、部屋で昼寝。

テラスからの夕陽。

ウィンドウショッピング。 タベルナ「ニコラス」で夕食。フライドチーズ(塩辛くて自家製白ワインに会う)、グリルしてマリネしたタコのサラダ、トマトとピーマンに詰め物した料理。どれも素敵に美味しく、翌日も来たかった。タベルナのオーナーかマネージャーも、料理に誇りを抱いていて、隣の席のドイツ人カップルがvery good !と言ったら、I know!と答えていた。

夕食後もウィンドウショッピング。書店のおやじは、頼まなくてもギフト用に包んでくれる。

Day3 : サントリー
テラスで朝食。人生に一度きりの絶景かもしれないと思っても、やっぱり寒い。

カマリビーチ行きのバス停留所に向かう途中で寄った食料品店。日焼け止めを買った際に小銭がなくて困っていたら、地元のおばあさんがすかさず自分の小銭を出してくれた!その上、グラインダーの前に移動して、写真を撮れと手招き。一緒に写真を撮った。

カマリビーチは、火山活動でできた黒砂のビーチだが、きれいな色の小石もあり、ハリーポッター百味ビーンズのよう。ボードウォークのレストランで昼食。ポーク・スブラキとキンキンに冷えたギリシャのビール。

ビーチから山の上にある古代ティラ遺跡まで急な上り坂をハイキング。2時45分に閉まったばかりで、頼み込んで1分だけ中に入れてもらったが、何も見れず。高いところからの海の眺めは素晴らしかったが。岩山のてっぺんにある遺跡なので、カマリとペリッサという二つのビーチが眺められる。

バスでフィラに戻り、そのままバスでイアへ。「世界で最も美しい夕陽」の見られる場所までそぞろ歩き。





場所を確認するだけのつもりが、日没1時間半ほど前だというのに、すでに展望台の「一列目」は一人分を残して埋まっている。寒さと風の中を動けなくなる。待っている間も犬や大勢の人がわらわらと来る。昨夜のフィラのホテルからの夕陽のほうが良かった。


ウィンドウショッピング。レストラン「Perekanos」で夕食。イワシのグリル、クルマエビ(?)のピリ辛トマトチーズソース、パスタ、赤ワイン。犬猫。アトランティック書店で猫のシルヴィに会う。

パティセリー「Melevio」で素敵に美味しいバクラヴァカプチーノ。ふらふら歩いていて、半地下の店を覗き込み、よさそうと思ったら、美味しかった。あまり広くないせいもあるだろうけど、島でもアテネでも、偶然見つけて良さそう!とおもうと、実際良かったお店が何軒かあっってうれしくなった。

イアのバス停に黒猫。フィラに戻る。ホテルの近くでお母さん猫と3匹の子猫たちに遭遇!