2005-01-01から1年間の記事一覧

『キングコング』を殺したのは冗長さである

長い。長すぎる。 約1時間半のオリジナルを倍に引き伸ばしたせいで、勢いがなくなっている。 童貞おたく青年がお金を好きに使っていいよって言われて、好き勝手してる印象。アクション場面や背景などスペクタクルをうんと拡大してあるが、各場面とも長すぎ…

Pride and Prejudice

I can’t stop feeling romantic!! Really authentic romanticism in true literature sense is abundant in this movie adaptation of Jane Austen’s classic romantic comedy, which is not just love romance but also love for the rough and beautiful n…

即興リレー

19日の土曜日、MOMAでRelay-NYCとなうった、ミュージシャン10数人がいくつかのグループに分かれ、メンバーを変更しながらリレー演奏していく、即興音楽のイベントが開かれました。 その翌日、ブルックリンのIssue Project Roomで、リレーに参加したミュージ…

Harry Potter and the Goblet of Fire

“It sucked!(ひでえ!)” 公開2日目、土曜日夜のユニオンスクエアの上映で、エンドクレジットが出た瞬間、観客の一人が叫んだ言葉だ。拍手したのは数人ぐらいでまばら、私を含めた観客の殆どは、2時間半の上演で1時すぎの終演時には疲れ果て、そうだ!と叫び…

226 Series with Sabir Mateen

] 12日土曜日に行った、第8回目の自宅でのコンサートのラインアップは以下の通り。 渡辺紀明 (ラップトップ、キーボード) Ben Miller(プリペアド・ギター) & Ed Chang(サックス) Sabir Mateen (サックス、フルート、クラリネット) & Motoko Shimizu (ボ…

Sense and Sensibility

エマ・トンプソンの脚本によるロマンティックコメディSense and Sensibility(「いつか晴れた日に」)は、非常に良くできている。ジェーン・オースティンの原作の本質をつかんだ上で、うまく現代化し、話や登場人物を整理して、2時間20分に無理なくまとめ、魅…

Shopgirl

スティーブ・マーティン原作・脚本・主演のShopgirlを見た。 ビバリーヒルズの高級デパート、サックスフィフスアベニューのフォーマル手袋カウンターで働く、田舎出の孤独なクレア・デインズが、若く貧乏なジェイソン・シュワルツマンと、親子ほど年が違う大…

Lust Ionicsミニツアー

3日間だけだが、6年ぶりにコンサートツアーを行った。夫のエド(g)とドラマーのAdam Krineyとのノイズ即興ロック・トリオ、Lust Ionicsで、14-16日の週末、ワシントンDC、チャペルヒル、リッチモンドで演奏。今まで3回行ったアメリカ・ツアーは、エドとの…

[映画]スリ

“I believed in God for three minutes” ロベール・ブレッソンの名作「スリ(Pickpocket)」のマルタン・ラサール演じる主人公のセリフが頭を離れない。 罪悪感を感じながらも、疎遠にしていた母が死んだ後、その遺品の少なさに、人間のはかなさ小ささを感じ…

Capote

様々な脇役を演じて、通な映画ファンの目を釘付けにして来たフィリップ・シーモア・ホフマンに、ついにアカデミー賞主演候補のチャンス!! 2000年にブロードウェイで見た、サム・シェパード作の再演「トゥルー・ウエスト」のジョン・C・ライリーとの共演も…

[映画]No Direction Home

マーティン・スコセッシが監督した、ボブ・ディランのドキュメンタリーが、PBSで2日に分けて放送された。歴史とその中の個人、両方を描いたいかにもスコセッシ好みの主題でもあり、「ギャングズ・オブ・ザ・ニューヨーク」なんかより、よっぽど面白いので、…