音楽

グノシエンヌ第6番

「歌う紙芝居」第二弾。サティのピアノ曲をボイス&ギター用に編曲して、歌詞にそった絵を描きました。 第一弾。 http://d.hatena.ne.jp/djmomo/20111004#1317692223

梨の形をした3つの小品

夫との音楽デュオ「Spin-17」で、エリック・サティのピアノ連弾曲「梨の形をした3つの小品」から 「En Plus」をアレンジ。夫がギター、私が歌詞を書いて歌い、絵を描いた。この曲は、サティの作品には形式(ソナタなど)がないとの批判に対する答えとして書か…

キース・リチャーズ自伝「Life」

キース・リチャーズの自伝はとにかく面白い。「ロックンロールの生存者」の長年の証言が,576ページにわたり,目の前でしゃべるように率直に語られ,ストーンズファンでなくても十二分に楽しめる。10月末に発売されて以来のベストセラーだ。以下のカッコ内引…

ストラヴィンスキー・フエスティバルbyゲルギエフ

4月下旬から5月始めにかけて、リンカーン・センターのエイブリー・フィッシャー・ホールで「ロシアン・ストラヴィンスキー・フェスティバル」が開催された。「春の祭典」や「火の鳥」などロシア時代の有名な初期作品だけでなく、ストラヴィンスキーがロシア…

ロールオーバー・マクラーレン

セックス・ピストルズの仕掛人であるマルコム・マクラーレンが先週がんで亡くなった。友人が彼のトリビュート・コンサートを企画しているので、ピストルズを聞きなおしたり、パンクをシチュアシオニスト(状況主義)やダダと結び付けて論じたグレイル・マーカ…

アマート・オペラ、60年の歴史に幕

60年もの間、手作りのオペラをNYで上演してきたアマート・オペラが5月31日、「フィガロの結婚」で幕を閉じた。メトロポリタン・オペラのような世界的な知名度も規模もないが、ニューヨーカーに長年愛され、多数の若手を育ててきたカンパニーだ。イーストビレ…

アップデート

音楽活動、仕事、オレゴン州ポートランドへの旅行などで忙しく、しばらく更新できなかった。新作映画は殆ど見ていないので、とりあえず音楽活動のアップデート。去年12月の日記(http://d.hatena.ne.jp/djmomo/20071227#1198731982)に書いた、初めての音楽…

賭博者,幽霊,銀行強盗

The Homecoming 帰郷 ブロードウェイで再演中の舞台。ハロルド・ピンター作でブロードウェイ初演は1967年。ピーター・ホールが演出した1973年のビデオが鳥肌立つほど良く、この再演も好評なので見に行った。悪くないが、出演者全員のロンドンなまりが本物でな…

お色気昭和歌謡、谷ナオミ、団鬼六

レアな音楽や映画をただでダウンロードするのに情熱を傾けている夫が、お色気昭和歌謡の名盤(再発)を入手した。以下は、これらのアルバムの時代に育ったが、リアルタイムで聞くには幼かった私の、個人的な感想。 麻里圭子「Girl Friend Baby Doll」:無邪気…

初めての音楽ビデオ撮影

音楽ビデオの撮影を初めて経験した。20日の朝11時ごろから夜8時半まで殆どバスタブに浸かっていたので疲れたが、色々な意味でとても刺激的だった。今年2月に友人のギタリストBen Miller(http://www.benmiller.info)のCDにボーカルで参加したところ、私が歌…

The Future is Unwritten

ジュリアン・テンプル監督による、ジョー・ストラマーについてのドキュメンタリー(邦題LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー)。セックス・ピストルズを描き、ピストルズ同様に刺激的だった、同監督のThe Filth and the Furyより、むらのある…

ヴァン・ヘイレン再結成コンサート

デイブ・リー・ロスが復帰したヴァン・ヘイレンは、現在全米で再結成ツアー中だ。11月3日、ニュージャージーのIzod Centerでのショウは、今まで見た中で最高のロックンロール・パーティーの内の一つだった(マジソンスクエアガーデンのチケットは入手できず)…

ボアダムスを見れなかったよ

NYの前衛ドラマー74人がボアダムスに加わり、合計77人のフルキットのドラマーが共演する、77Boadrumというイベントが7月7日に開かれた。場所はブルックリン橋のブルックリン側にある公園で、ここ数年急速にお洒落な店やギャラリー、高級アパートができたダン…

In-C

6月21日、Make Music NYというイベントが開催され、無料コンサートが600以上行われた。1982年にフランスでスタートしたFete de la Musiqueは、道路や歩道、公園などの公共スペースを一日だけ臨時のステージにしてしまう、年一回のイベントで、今では世界300…

アメリカン・ハードコア/Please Kill Me

American Hardcore レーガン就任から二期当選までと重なる、80年代前半のアメリカのハードコア・パンクの盛衰を描く。ドキュメンタリー映画としての出来はいまいちだが、自分なりにハードコアを考える材料としては興味深い。ライブビデオの中でとりわけ際立…

Duck Soup@MOMA, Tonic閉店とマーク・リボ逮捕、スパイダーマン2 再見

土曜の午後は、マルクス兄弟の「Duck Soup (我輩はカモである)」をMOMAに見にいく。大画面で見るのは初めてで、自分が持っているDVDより画質も音も悪いが、堪能した(軽く数十年たっていそうなプリントで、お金持ちのMOMAでも、そうでない部門もあるというこ…

自宅コンサート&スイーツ

17日夜の自宅コンサートはバラエティに富んだ音。月一とはいえ、毎月続けていくのは結構しんどい時もあるが、今回は数ヶ月ぶりの盛況で、出演者も入れて20人以上集まり、用意したビールも売り切れた。モビーに似た外見のJoshua Freidは、ラジオのダンスミュ…

気分はロック

1997年から夫のエドと活動を続けている実験音楽デュオ、Spin-17。と書いて気がついた。今年は早いもので10周年だ。その時々の結婚生活や音楽の志向を、直接間接的に反映した音を作り出してきたが、最近の気分は原点に戻ってロック。エドはサックスよりギター…

ギグ二本,トルコ料理,「天国と地獄」

11日月曜は、グリニッチビレッジのCornelia Street Cafeで、年末にふさわしい楽しいイベントに参加。"99 Bottles of Beer on the Wall"という、ビール瓶を99から1までカウントダウンしていく宴会ソングを元に、それぞれの数にまつわる歌や物語、詩を複数のパ…

感謝祭、ギグ二本

このところ仕事二本と音楽で忙しく、更新が遅れてしまったが、大切な出来事や思ったことを書きとめておく。先月18日、土曜日の夜は月一の自宅コンサート。ぎりぎりまでスケジュールの調整がつかず、時間を勘違いしていた出演者もいて、はらはらしたが、ふた…

37歳のメイデン処女

人生ってほんとに不思議。18の時はコクトーツインズ聞いてて、30前に死ぬと思ってた。37 の今、アイアン・メイデンのコンサートに初めて行くなんて想像もつかなかったけど、死なないでメイデン見れて良かった。13日の金曜日、夫と私はポートオーソリティーか…

ソロCD発売/週末ギグ2本

先々週の日記でもふれた、私のソロCDがついに発売! Jennie & Me/Motoko Shimizu 今年5月から6月にかけての、ターンテーブルによる初の作曲をまとめた録音です。使っているターンテーブルは長年の相棒のジェニー一台のみ。テストトーン、スポークンワード、…

ジョン・ケージ・フェスティバル/自宅コンサート

土曜の夜は、Brecht Forumで行われたジョン・ケージ・フェスティバルに出演。20人近い出演者プラス観客で、60人ほど集まっての大盛況だった。最初に、ケージのインタビュー映画を上演。回答時間はチャンス・オペレーションによって決定されている。機知に富…

Sonic Youth/Yeah Yeah Yeahs@Mccarren Park Pool

8月12日、ブルックリンのMccarren Park PoolでのYeah Yeah YeahsとSonic Youthのコンサートへ。ウィリアムスバーグの公園のプールをつぶしてできた、新しいコンサート会場。ソニックユースはもういいや、と思っても、人気上昇中のYeah Yeah Yeahsとの商売上…

小宇宙大宇宙、自宅コンサート、ヤクザ映画

最近、ヨガと鍼によく行く。ヨガのショルダースタンドやディープリラクゼーション、もっと分かりやすいのは鍼だが、針を刺したところから、気が小宇宙のようにぐるぐると回り、手足・頭それぞれの小宇宙が渦巻きながら、体全体の大宇宙へとつながるのが体感…

Session with Sonny Simmons/solo turntable gig

エリック・ドルフィーやエルビン・ジョーンズと共演したモダンジャズ奏者、ソニー・シモンズとのセッションと、私の2回目のソロ・ターンテーブルについて。We played with Sonny Simmons on Friday, the 16th. Yes, he is the same Sonny Simmons who played…

ジョン・ケージ・フェスティバル準備など

ジョン・ケージ・フェスティバルへの出演が決まったので、調べ物にリンカーン・センターのパフォーミング・アーツ図書館へ。フェスティバルは9月23日にBrecht Forumで行われ、詳細は未定だが、私が「アリア」を歌うのは決まっている。Spin-17のCDにも入っ…

Matmos@Bang on a Can Marathon

日曜は、Bang on a Can Marathonに、Matmosを見に行った。World Finacnial Center のWinter Garden内で約10時間半にわたって催された、無料コンサートの一部だ。Bang on a Canはアカデミックよりの現代音楽グループで、自分たちが演奏するだけでなく、他の現…

226 Series/The Foundry

土曜夜は、自宅でのコンサート。 Bruno Morello (sax) & Shayna Dulberger (bass) Ninni Morgia (guitar) Light In August : Ann Adachi (flute)& Gregory Reynolds (alto sax) ブルーノとシェイナは初の顔合わせ。ジャズ系の即興が多かったが、現代音楽系…

初めてのソロ・ターンテーブル・ギグ

木曜夜は、ブルックリン、パークスロープのSpoken Words Caféで、初めてのソロ・ターンテーブル・ギグ。自分で納得いく演奏で、お客さんも楽しんでくれたみたい。8年間ターンテーブルを演奏してきて、初めてのソロだったが、待ってよかった。始めてからしば…