2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

NINJA in NY

NY

トライベッカにあるNINJAレストランで、夫の誕生日を祝った。 NINJAのロゴだけがある秘密めいた入り口からエレベーターを降りると、突然忍者が出現する。席(忍者村)にたどり着くまでに、短いコースと長く危険なコースがあるといわれ、当然後者を選ぶ。真っ…

ビデオ日記

The Color of Pomegranates ざくろの色 セルゲイ・パラジャーノフ監督の‘64年の「火の馬」はエスニックと前衛の、時にミスマッチとすら言えるような不思議な組み合わせが他のどこにも存在しない独自の世界を作り出している。同監督による'68年制作のこの作品…

2007年ベスト10

2007年もまた、現実世界を反映して、血まみれの暴力を描いた作品が目立った。1.There Will Be Blood ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 現在に通じるアメリカを描いた、アメリカ映画の新しい古典。石油王に成り上がるダニエル・デイ・ルイスの演技が圧巻。 http:…

There Will Be Blood ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

20世紀初めカリフォルニアでの石油採掘事業と利権争いを背景に、強欲・家族・宗教の物語が描かれる。ビジネスと宗教が互いを食い物にしながら、それぞれの権力欲を満たそうとする戦いが非常にスリリングで、ヴェルデイのオペラのようなスケールの大きいセク…

I'm Not There

NO,HE IS NOT THERE. ボブ・ディランの様々な側面を実験的な手法で描いた伝記映画だが、題名通りそこにディランはいない。彼に近づいたと思うと、次の瞬間にはまた遠ざかってしまう。ケイト・ブランシェット(改革者。’65年の英国ツアーを撮ったドキュメンタ…

Into the Wild

実話に基づいた同名のベストセラー本(邦題「荒野へ」)をショーン・ペンが映画化。放送映画批評家協会(BFCA)賞にノミネートされるなど評価が高い作品だが、私は最初から最後まで嫌い通した。映画を見てこんなに腹が立つことはなかなかない、野グソ映画だ…

Protagonist

ジェシカ・ユーのドキュメンタリー「Protagonist」には、4人の男が登場する。元ナチの警官を父に持つドイツ人テロリスト。母の死後暴力をふるうようになった父に殺人未遂を行い、その時の充足感を追体験するため連続銀行強盗をするメキシコ系アメリカ人。自…