ソロCD発売/週末ギグ2本

先々週の日記でもふれた、私のソロCDがついに発売!

Jennie & Me/Motoko Shimizu 
今年5月から6月にかけての、ターンテーブルによる初の作曲をまとめた録音です。使っているターンテーブルは長年の相棒のジェニー一台のみ。テストトーン、スポークンワード、クラシック、子供の歌、エスニックなど様々なジャンルによるコラージュは、ビーチに、カクテル・パーティーに、犯罪現場に、大ダコ捕りのお供に、貴方を飽きさせません。
1. 31.5Hz
2. Which hand is more important?
3. Martian VS Sputnik
4. High Fidelity Simplified
5. Sgt. Kabukiwoman
6. This is the way we play records on Friday morning
7. Non-breakable Micro-Groove

mp3サンプルと購入はhttp://mysite.verizon.net/spin17/catalog.html から。

金曜夜はブルックリンのブッシュウィックにある、Goodbye Blue Mondayで演奏。エド(ノイズマシーン)、ブライアン・オズボーン(エレクトロニクス、パーカッション)、シェイナ・ダルバーガー(ウッドベース)の初の顔合わせ。私はボイスが多めで、おもちゃとターンテーブルも演奏。ノイジーなのと静かなセクション、ロック風の即興もあったりして、50分近い演奏だったが、バラエティに富んでいた。気持ちよく演奏できたので、またこのメンバーでやりたい。
対バンのマーク・エドワーズのバンド、特に彼のドラムが良かった。セシル・テイラーのアルバム、Dark to Themselvesで演奏している超ベテランだ。フリージャズ・アンサンブルで、音数の多いパワードラミングだったが、観客の耳を麻痺させず、常にエネルギー全開状態に聞こえるのはすごい。

土曜夜はクイーンズのロングアイランドシティにある、チョコレート・ファクトリー・シアターで演奏。ヘザー・バーゴティス(サックス)、エド(ノイズマシーン)、私(ボイス、おもちゃ)。ウンパ・ルンパが出てくるのでは、と期待したが、チョコレート工場の跡形はない。NYには良くある工業用建物を転用した、雑然としたパフォーマンス・スペース。ダンス公演がメインで、音楽は間を持たすためのDJ的な役割に限りなく近く、座って聞いてくれた客は数人のみ。でも、即興で一つのモティーフ(とそのバリエーション)を三人同時に演奏し、演奏をやめ、また新しいモティーフで演奏、という新しいアイデアを試せたからいいか。