海と日本人、ガーデニング、子猫

今年初めての海。マンハッタンから電車で一時間ほどのロングビーチ。海に入るには寒いが、水着で日光浴を楽しむ。

ひさしぶりに日本人ばかり10人も集まったので、人間観察も楽しんだ。こうずらりと並ぶと、私生活まで見えてくるようだ。特に同性の観察は面白い。女の色気は、顔と体だけじゃないね。建築関係の人が半分ぐらい。建築家のファッションは、あまり服装にかまわないミュージシャン(非ロック系)よりこだわりがあり、お金もかけているが、洋服のデザイナーより意識的に地味だ。

誘ってくれた友人以外は全員初対面。楽しい時間を過ごしたが、後になって、私が他の人に対してする質問より、私への質問の方が少ないことに気がついた。初対面の人に当たりさわりない範囲で質問をしないと、相手に関心がないという失礼になり、しゃべって自己主張しないと、その場にいないのも同様なアメリカ流。初対面の人にはシャイだが、自己主張しなくても過ごせる、優しい日本流。両方の長所短所を理解した上での、頭の切り替えが必要だ。

一月ほど前からはまっている鉢植ガーデニング。パンジー、バジル、パセリ、タイムと増えていった。一番最初のパンジーは、植え替えが下手くそだったためか、丈が伸び花も小さいが、野生的な元気さ。新鮮なハーブが朝晩食卓を飾る楽しさ。日々変わる草花たちの世話は、家事がルーティーンになりすぎないよう、新鮮さをもたらしてくれる。タイムは、草間弥生の絵を思わせる緻密な枝葉が茂るが、強迫神経症的ではなく、生命力に感嘆し、癒し系の匂いにうっとり。

友人の子猫二匹。生後約一月。